そもそも、この工房作りを思い立ったのはウッドデッキの広告を見つけたからでした。即購入。900×900ミリ3台に踏み台と防護柵がついている物で組み立て式でした。良くできていて、自由にレイアウト出来るのも気に入りました。柵は付けないで縁台のように使っていたのですが、父の部屋と私の部屋とこの縁台で繋げたいと思い、もうひと組欲しくなったのです。そこで、購入するか、自作するか検討、ウッドデッキに関するHPを沢山拝見し、購入品を実際見ると私にも出来そうに思われ、材料も調達できそうですし、さらに、皆さん自作されている方が沢山居られるを事を知り、自作する事にしました。そんな時に、暫く使っていない大工道具を探して、物置を整理して見ると、スチール物置に所々錆が出ているのに気が付き、同時に物置を工房にしている方のHPを思い出し、ここに工房兼用の物置を自作出来ないものかと思い立ったのです。早速、デザインを描き、費用概算の算出、既製品購入との対比をして、わが愛妻に稟議を申し出ました。なんと、見事に許可が下りたのです。完成することを条件に・・・こうして、至福の時を迎えたのです?!
 2008.8.14に作業に取り掛かりました。既製品のスチール物置がありました。中にあった雑多なものを整理して、軒下に運び出し、ブルーシートを掛けて安置。物置撤去。廃材は市の処分施設に持ち込み。2日かかりました。基礎は既存の基礎と拡張分の新規の基礎です。スチール物置の基礎が有ったので流用、それに、拡張分の基礎を要所に追加しました。少しでも床面積を広げたいので、エアコン室外機の上も利用するつもりです。構想は室外機を含む下部が物置、室外機の上部が工房、工房の作業台下部を外側に扉を付けて物置用のスペースにと考えました。
 HSに材料調達。SPF材の長物を中心に骨組み工事に取り掛かりました。材木は出来るだけ切断しないで作りたいと思っていましたが、間違いでした。なんと切断作業の多い事でしょう。でも、完成しなければの一念で、丸のこのキックバックの怖さを乗り越えて作業を続けました。この間に簡易丸のこテーブルを購入したので作業性は若干アップしました。それに2×4材用途別の金物が沢山あったので、とても助かりました。随所に補強金物を使用しました。床面、腰面は12ミリのコンパネです。外装は1×4材を並べようと思っています。
 屋根はポリカーボネイト波板を使いました。色つきも考えたのですが明るい方が良いと思い透明にしました。四方の柱が立った段階でコンパネを乗せておいたのですが風に煽られて、夜中に不気味な音が発生するので、急遽、屋根作りに突入です。工房の床面を張り終えてあったので、狭いながらも工房内での作業ができるようになり、急な雨にも心配なく作業続行です。かなり、快適OK!
 下の段は物置となります。手前は小物用、奥に長物用と大きく2分します。正面と北側に開き戸を付けます。上段が工房になります。内部は型枠用の片側塗装コンパネ12ミリを使いましたので、当座塗装の必要もなくたすかりました。作業台も簡易丸ノコ台を移動できるように正面と北側に2×4材で取付ましたので、安定した作業が出来るようになりました。開口部はポリカ透明板を利用した嵌め殺し窓を考えています。取りあえず、早く開口部を塞ぎたいので、正面作業台下部の物置用スペースは別途作業としました。
 この作業を始めて気がついたのが、手引きのこぎりはまっすぐ切れないということです。それにこんな小さな小屋でも切断作業の多さです。やむなく、電動まるノコを使うことにしましたが、いかにも怖いので!?慎重に使いました。簡易まるノコテーブルを使うことで、だいぶ救われました。作業性や疲労度は何倍も良くなりました。HP上の諸先輩が作られたオリジナル治具もとても参考になり、安全な作業も常に心がけて進めるようにしました。
 突然ですが完成です。作業が楽しくて、写真を撮るのを忘れました。窓はポリカの嵌めころしです。いずれ開き窓にしたいと思ってます。とりあえず、わが工房の出来上がりです。満足感、達成感、充実感、大アリです。これから、入り口扉や作業台、収納など、内装も含めてやる事が沢山!うれしい!!至福の時は当分続きそうです。
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